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サーベラス(HMVS Cerberus)は、オーストラリア・ビクトリア植民地政府海軍が保有したモニター艦。インド海軍の「マグダラ」と同型。後にオーストラリア海軍が承継し、1921年にプラティパス II(HMAS Platypus II)と改名した。現在も防波堤として船体が現存している。 == 概要 == 本艦はイギリスの植民地であったオーストラリアのビクトリア植民地政府海軍の軍艦(HMVS=Her Majesty's Victorian Ship)としてオーストラリアの沿岸部を防衛する任務のため、イギリスで建造された。建造のきっかけは、アメリカ南北戦争中に南軍の軍艦がメルボルンで補給をおこなうのを阻止できず、後日損害賠償を支払うはめになった出来事である。沿岸モニター艦に分類され、特に艦中央部にブレストワークと呼ばれる上部構造物を備えることから、ブレストワーク・モニターと呼ばれる系列に位置している。イギリス海軍の「デバステーション級」などと同種の艦にあたる。 本艦の仮想敵としてはドイツ海軍の「アリアドネ」やロシア帝国海軍の機帆走コルベット「アスコルド」、フランス海軍の極東艦隊などが想定されていた。中でもイギリス海軍のライバルであるフランス海軍の二等装甲艦ラ・ガリソニエール級「ラ・ガリソニエール」は強力な敵であった。列強の植民地獲得が盛んな時代にあって、本艦の存在はオーストラリアにとって熱望されていた。 File:HMS Devastation 1871.jpg|「HMS デバステーション(Devastation)」 File:Galissonniere.jpg|フランス海軍二等装甲艦「ラ・ガリソニエール」 File:Askol'd1862-1893.jpg|ロシア帝国海軍機帆走コルベット「アスコルド」 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サーベラス (モニター)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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